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本で人生変わります。発信していきます。

近い将来買い物をしなくなる?~デジタルは加速する~

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第24回です。

 

最近、マジでバタバタで全然更新できてなくて申し訳ございません。。。

しっかり続けていく意思はありますのでご理解ください。

 

今回の記事はこんな方に向けて書きます。

  • ビジネスに携わるすべての方
  • 近い将来のより身近な変化を知りたい
  • 買い物がどうなっていくか知りたい

 

今回の本はマジでおすすめ!!!

 

以前紹介した、西野亮廣さんの

「革命のファンファーレ」ばりの衝撃を受けました。

 

完全に★5つ。

絶対に勉強になるので私の知り合いすべての人に読んでほしいです。

 

こちらです↓ズドン

2025年、人は「買い物」をしなくなる

 

今から2年前、2019年11月に発行された本です。

 

2025年に人の買い物の体系が大きく変わることを

この1冊で非常に読みやすく・わかりやすく纏めてくれています。

 

著者の望月智之さんは一流コンサル会社から”株式会社いつも”という

デジタルを中心にしたコンサル会社を創業しました。

 

デジタル先進国である中国・アメリカを定期的に訪れ

最前線の情報を日本に落とし込む超一流コンサルマン。

 

以前のブログでも書きましたが

いかに日本がデジタルで遅れているかよくわかります。

 

この本に限らず何回も同じように

あらゆる本に記載されていることは

信憑性が大です。

 

未来予測の本はこれで5冊?くらいかな。

 

その読んだ本5冊すべてに日本のデジタル後進国ぶりが

危惧されているのでほぼ間違い現実です。

 

この著書がフォーカスしているのは

「買い物」という絶対になくならない人類の不変行動です。

 

題名にある

「買い物をしなくなる」とはどういうことか?

 

それをこの記事を通して紐解いていきます。

 

気付いたらめちゃくちゃ本に折り目とマーカー付けてて

まとめんのめちゃむずい・・・。笑

 

今回は熱く・厚く語っちゃうかもしれませんので

ご理解を・・・笑

 

ではいきます。

 

買い物は意外とめんどくさい

 

みなさんが普段から当たり前のようにしている

「買い物」

という行動。

 

結構めんどくさいことにお気づきでしょうか?

 

・着替える/身支度をする

・財布/エコバックを持ってスーパーへ歩く

・数ある商品棚から選択しまくって買うものを選ぶ

・行列のレジに並んでお会計が出るまで待つ

・袋に購入品を詰める

・来た道をまた歩く

・家に着いたら買った商品を出し冷蔵庫に入れる

 

これ並べてみると相当めんどくさいプロセスが詰まっています。

 

なんだか知らないけど近くのスーパーに夕食の買い出しにいっただけなのに

1時間かかってたことありませんか??

 

私もたまに娘とスーパー行って出た時間を見ると

1時間以上かかっていることがあります。

 

謎の時間浪費。。。

 

これに対してこんな反論もあると思います。

 

「週末に家族で買い物に行くことは楽しいイベントじゃないか?」

「好きな服を買いに行くことはまったく苦じゃない」

「電化製品は見比べてなんぼ。いいものが買えるならいいじゃない」

 

ん~~ひとそれぞれ考えはありますよね。

 

ただ先ほど挙げた買い物をすることのプロセスを考えると

ほんの一部のことを楽しいと言っているだけということに気づきます。

 

週末に家族とショッピングは楽しいかもだけど

混雑している駐車場に入るまでどのくらいかかりますか?

帰りの道で渋滞にはまったら?

 

トイレットペーパーや洗剤・食料品に楽しさを求めますか?

 

服を買いに行って在庫がありませんでした。ってこともありますよね。

 

現代ではこれを解消する方法があります。

 

それがネットショッピングです。

 

このすべてのプロセスを取り除いた革新的な買い物です。

 

日本のEC市場は18兆円。

これはどういう数字かというとすべての商取引の

6.22%です。

 

買い物の中の6%しかまだECで買われていないという現実です。

このEC率は年々右肩上がり。これから更に発展することは確実です。

 

アメリカではなんとECがどんどん普及して

2026年までに国内で7万5000店もの小売店が閉店する

と予測されているらしいです。。。

 

特に衣料品店は7万5000店のなかの

2万1000店にあたり影響大。

きっつ。。。

 

売店消失論。現実味が増してきました。

 

この本の印象に残った言葉の一つが下記です。

 

アメリカの今を見れば、日本の10年後がわかる」

 

日本の遅れた発展を示唆する言葉であるとともに

逆に言えばアメリカで起きたことを元に

対応策をとれるチャンスがあるということです。

 

日本が進めるDXを企業が実現しより変化しなければならないことを

この一つの言葉で表現しているようにさえ感じました。

 

ほんとに店舗がすべて消え去るの?

と疑問に思いますよね。

 

この本を読んだ結論、すべて消えるというのは正確ではありません。

 

「体験型」の店舗が生き残る

 

というのがこの本から得た答えです。

 

Amazon、rakutenn、ZOZO、メルカリ、アットコスメなど

ECが発展した現代ではそれぞれの小売りが持っていた強みが

打ち消されました。

 

例えば、大型のショッピングモールや専門店は

小さい地元のスーパーやコンビニに比べ

「品揃えの良さ」がレベチでした。

 

大きなバックヤードに在庫がたんまり入れられて

さまざまなサイズにも対応できる。

 

大体の欲しいものが売っていて比較購買できる。

 

そんな楽しみとダイナミックさがありました。

 

今はどうでしょうか?

 

「品揃え」なんて必要あるでしょうか?

 

Amazon調べればほぼ100%売ってます。

 

グーグルで検索すると

1個の検索でえげつないほどの情報が手に入ります。

 

比較購買なんてのもAIが類似商品を紹介してくれて

比較がよりしやすくなりました。

 

そう。

「わざわざ店舗に行く必要がないんです。」

 

じゃあ店舗にできてECにできないことは何か??

 

それが上記に記載した

「体験」

です。

 

ホカホカのカレーパンはパン屋さんに直接行かないと食べれません。

スパや美容室などはまさにその空間が心地よく行かないと得られないですよね。

 

ニューヨーク5番街のナイキの店舗では”靴を売る”だけではない

「体験」を取り入れています。

 

まずは空間。

ナイキのスニーカーが一つ一つ美術館のように並べられており

それを見ているだけでもナイキファンにはそこでしか得られない体験。

 

気になるスニーカーにはQRが取り付けられておりそこから情報を入手できる仕組み。

 

そこに店員がいなくても商品を取り寄せられるとのこと。

 

ほかにもスニーカーの色をカスタマイズしたり、専門スタッフに相談したりできる。

 

しかも決済に関してもナイキアプリに事前に登録しておけばレジに並ぶ必要性もない。

 

まさに「体験型」の店舗を実現しています。

 

このような店舗が生き残るのは安易に想像できますよね?

 

いかに「体験」を顧客に与えていくか。

 

モノを売る会社は本当に大切なキーワードになると感じます。

 

日本における買い物の変化

 

この章では日本の消費行動について復習していきます。

これがおもしろいんです。

 

テクノロジー進化の速度の変化に着目です。

 
戦後:1904年ごろ

百貨店や個人商店が栄える

 

この時代では休日に百貨店にでかけることが

家族にとってのレジャー体験でした。

まだ一般家庭に冷蔵庫はなく個人商店は日常生活の一部。

その日食べるものはその日に買って食べる。

百貨店⇒レジャー

個人商店⇒日常

の概念が定着していました。

 

自動車の発展:1960年ごろ

 

スーパーマーケットが栄える

 

高速道路の開通、東京オリンピック東海道新幹線開業、

人の移動や物の移動が急速に発展。

 

1960年から1980年の20年で一般家庭に自動車が一家一台となり

行動範囲が飛躍的に上がりました。。

 

そこで台頭したのがスーパー。

 

今までの個人商店を一箇所に集めた存在となり一躍ブームに。

 

多少離れていても自動車で遠出してスーパーに通う価値が

そこにはありました。

 

チェーンの発展:1980年ごろ

 

大型専門店ショッピングモール(イオン・ららぽ)が栄える

 

アメリカから「チェーンストア理論」が流入し一気に日本に広まりました。

家具や紳士服、おもちゃなどの専門店がロードサイドにどんどん出店。

ユニクロもこのころに1号店ができました。

専門店を集めたショッピングモールが出現。

買い物と同時に飲食ができ子供も遊ばせることもできる万能施設で

一世を風靡。百貨店のレジャーの役割を。

 

インターネットの普及:1990年ごろ

ネットショッピングがついに来た

 

はいきました。EC。

今までは商品の棚は店舗にしかなかったが

「商品棚が家にある」状態になりました。

棚が消費者に近づいてきた感覚。

私が生まれたのもこのころなの随分いい時代に生まれたものです。

 

 

スマートフォンさんこんにちは:2009年

 

手元に商品棚がきた!!

 

スマホの普及で「商品棚が家にある」状態から

更に「商品棚が手元にある」状態になりました。

もう家のPCの前でしかできなかったショッピングがいつでもどこでも

手元でできるようになりました。

リビングでくつろぎながら、キッチンで鍋を温めながら、

ベッドで横になりながら。

2018年のEC市場の約40%はスマートフォン経由らしいです。

むしろ60%はPCからってことに驚きwww

 

これが今までの流れです。

 

これだけ発展しているのに

私たちはそのすごさに気づきません。

 

不思議ですね~~~

 

めっちゃ当たり前に過ごしてるよな~。

 

そしてこの章を始める前、着目してほしいといったポイント覚えていますか??

 

進化のスピードです。

 

戦後:1904年ごろ ⇒百貨店・個人商店

自動車の発展:1960年ごろ ⇒スーパー

チェーンの発展:1980年ごろ ⇒大型専門店ショッピングモール

インターネットの普及:1990年ごろ ⇒ECをPCで

スマートフォンさんこんにちは:2009年 ⇒ECをスマホ

 

このスピードの変化にお気づきでしょか?

 

▶前の状況から変化するまでの時間を赤字で記載します。

戦後:1904年ごろ ⇒百貨店・個人商店

自動車の発展:1960年ごろ ⇒スーパー 56年で発展

チェーンの発展:1980年ごろ ⇒大型専門店ショッピングモール 20年で発展

インターネットの普及:1990年ごろ ⇒ECをPCで 10年で発展

スマートフォンさんこんにちは:2009年 ⇒ECをスマホで 19年で発展

※インターネットの普及からスマホの普及にいたるまでもAIで商品紹介・レビューの投稿など数多くの進化がありますので細かい発展を加えたら5年スパンで進化しています。

 

どんどん加速度的に進化しているのわかりますか??

 

テクノロジーがテクノロジーを呼ぶんです。

 

なので2025年の発展は現実味高いですよね~~~。

 

未来は過去から学べるとはよくいったものです。

 

そしておもしろかったのが

若者はもはや「ググらない」らしいです。笑

 

現在の高校生のスマホ保有率は95.9%

はやみんな持っています。

 

小学生はどうか?

 

なんと29.9%です。

 

え~~~~!!!3割。

 

想定より持っている。。。。

 

例えば高校生が服を探すときどう探していると思いますか?

 

ググる」はもう古いらしいですwww

 

インターネットブラウザから探すのではなく

直でアプリから検索するのが主流になっています。

 

まずはZOZO。

中古品で安いものを買うならメルカリ。

 

ググって検索が引っかかっても情報が多すぎる。取捨がめんどくさい。

変なサイトに飛ばされる危険性も。

 

こうして旧世代が当たり前にやっていたことを省略し、

時代を変えていきます。

 

近い将来「ググる」は死語になるかもしれません。www

 

「便利」は当たり前⇒「時間」を求める

 

上記の「買い物」の歴史を辿ってわかるように

「便利」な世の中に人間は慣れました。

 

便利さに慣れた人間が求め始めたのが

「時間」です。

 

少しでもストレスフリーな時間を増やしたい。

快適・楽しい時間をもっと増やしたい。

その優先順位が爆上がりしている傾向にあります。

 

先ほど紹介した

「若者はググらない」という内容に関しても

結局は選択の時間を減らして自分の時間を作りたいという

考えから派生したことが分かります。

 

現に最近はグーグルの検索数も減っているらしいです。

 

時間に価値を見出している最たる例は

「食品会社」です。

 

昔はおいしさや安全性が最も重要であると考えられてきた食品業界も

変革してきています。

 

「おいしさ」「安全性」が当たり前となった今、

 

簡便商品

 

が台頭してきています。

 

別名「時短商品」などと呼ばれ

家でグリルやフライパンで焼くだけ、レンチンするだけで

食卓に並べることができる食品です。

特に都会はその需要が顕著に高まっているとのこと。

 

コンビニでは冷凍食品が増えていることに気づいていたでしょうか?

 

おいしい料理を食べたい。

料理の時間を短くしたい。

家族との時間を増やしたい。

 

この3つを叶えるべく食品会社は商品開発に力を入れています。

 

片付けもめんどくさいですよね~

食べ終わったらポイって捨てたいですよね~

 

時短食品ならそれもできちゃうわけです。

 

このように今後はあらゆるジャンルの商品に

「時間獲得競争」が生まれてくることが予想されます。

 

 

ですが・・・

 

みなさん感じていないでしょうか??

 

世の中便利になったのに余暇時間増えてなくね???

 

私もこの本読んでて思いました。

いやめちゃくちゃ便利な世の中になったってことは

必然的に暇な時間増えるんじゃないの??

そう思いますよね。

 

何が起きているかというと

 

「便利」になった分「情報」が増え時間が奪われています。

 

そう、便利になればなるほど莫大な情報にさらされ

無意識のうちに余暇時間が打ち消されているんですね~~~

 

じゃあこれからビジネスの観点では何が必要か?

 

更に余暇時間を増やすことに尽きます。

 

世界でも時短ビジネスがどんどん生まれています。

 

アメリカでは無人店舗 AmazonGOが

中国のカフェ市場では「行列ができない」「並ばず買える」

ラッキンコーヒーというカフェが中国国内店舗数でスタバを抜き

シェアを拡大してきています。

 

顧客に時間を与えられるビジネス

 

これが伸びていくことは間違いないと思います。

 

 

デジタルシェルフ

最後に伝えたいのは

 

「デジタルシェルフ」

=世の中の電子化が進む中で日常の周りにある、ありとあらゆるものがシェルフ(商品棚)になること

 

何度も書いているように

店舗に足を運んでいた消費者は

ネット上の商品の多さ、口コミで判断できる良し悪し、すぐに届くインフラ

を持つECに買い物体系が変わりました。

 

消費者にとっての棚がデジタル上に移ったのです。

 

販売する企業側にとっては

リアル店舗の一等地よりオンライン上の一等地を獲得する

ことが重要になってきました。

 

その流れを受け、私たち消費者が扱うものも

どんどん進化を遂げざるを得ません。

 

スマートウォッチ・ウェアラブルバイスからも買い物可能に。

スマートグラスが普及し更に可能性は広がります。

 

そして一つ革新的な内容が書いてありました。

 

インフルエンサービジネスの発展です。

 

今、YOUTUBER・インスタグラマー等に商品紹介を要請する

企業が増えました。

 

私の働く会社でも多くそういう施策をするようになってきました。

 

TVCMよりSNSのほうが影響力があるという考えが世の中的に

広がり始めています。

 

TVCMはできれば見たくないものでした。

そもそもTVは受け身的な媒体です。

 

今日この番組がやっているから見よう。とか

何気なく付けたTVでこれがやっていたから見よう。とか

 

受け身で見るものを選択します。

 

今は違います。

YOUTUBE/NETFLIX/AmazonPrimeで

自分が見たいもの、人を能動的に選択して見ることができます。

 

自分で選択したものに興味がない訳ないですよね?笑

自分が選択した人が紹介した商品は必然的に気になりますよね??

 

この仕組みがあるからみんなTVCMへの投資⇒SNSインフルエンサー投資に

変換してきています。

 

このインフルエンサーたちのSNS上での配信も進化していくと言います。

 

インフルエンサー達が商品を仕入れてそれを販売する時代になる。

 

と言います。

 

所謂、ライブコマースです。

 

現代のインフルエンサーマーケティング

動画もしくは画像を配信して終わります。

 

それが販売まで繋がる形になります。

そのSNS上でポチっと商品が買えちゃう形ですね。

すごいな~~

 

以前のTVショッピングでは

TVで商品を紹介して電話で購入するものでしたが

大きく違うのは

相互にコミュニケーションが取れる

ということ。

 

ここは大きいですね。

疑問をその場でコメントし

配信者にリアルタイムで応対してもらえるんですよね。

 

商品の裏側見せてほしいとか

どのぐらいのサイズか教えてほしいとか

すぐに知れる環境ができます。

 

素晴らしいです。

 

以前、DXの本でも中国の百貨店ライブコマースで

4時間で1週間分の売上をたたき出す事例がありました。

 

これがSNS上で広がればとんでもない

市場が生まれることが予想されます。

 

インフルエンサーを目指す人たちが増え始めますねこれは。。

 

こうして世界はまた大きく変わります。

 

あらゆるものが棚になる「デジタルシェルフ」

 

販促の軸となるSNS販促が絡み合い

買い物の大きな変化が2025年には起きるとされています。

 

まじか~すごい時代ですね。

 

おわりに

 

どうですか?この未来。

 

私は信じます。笑

 

この本を読んで買い物の歴史を振り返った段階で

信じると決めました。

 

あまりにも進化の速度が早まっていることを知ったからです。

 

そしてこれから5Gの時代が始まります。

 

4Gの100倍の高速回線でVR/ARは現実化し

リモートワークがバーチャル化し現実とは違う世界が

生まれると予想されています。

 

1G→4Gの進化より

4G→5Gの進化のほうが世の中に衝撃を与えるとこの本にも

書いてありました。凄まじい変化ですよ。

想像できないけど。。

 

本書の肝である

「買い物をしなくなる」

ということはつまりは

「人々に買いものが深く浸透する」

とういうことと同義です。

 

今までの買い物という行動の概念が消失し

転換期を迎えるということ。

 

みなさんはどんなビジネスをしていますか??

 

どんな仕事にも繋がる内容だと思います。

 

気になる方は是非読んでみてください!!

 

本当にオススメです!!

気付けば7000字越えてましたwww

 

ではまた!!