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本で人生変わります。発信していきます。

経済の不思議は自分から知ろう!~日本経済の摩訶不思議~

f:id:falconchang:20210727174108p:plainはい、第13回です。

 

最近は少しスローペース気味ですが

単純に結構忙しいだけでやる気は漲っていますので

大丈夫です。笑

 

今回の記事は下記のような人に向けて書いています。

  • 日本経済について知りたいけど何から勉強すればよいかわからない
  • よりコアな経済の不思議を知りたい
  • より得して生きていきたい

私自身、経済に関して非常に無頓着で無知過ぎます。

 

いろいろ勉強しようとは思うものの、

本当に何を勉強したら良いかわからないのが現状です。

 

今回読んだ本はこれです!↓ズドン

眠れなくなるほど面白い 図解 経済の話

 

【楽天市場】図解眠れなくなるほど面白い経済の話/神樹兵輔【3000円以上送料無料】:bookfan 1号店 楽天市場店

 

この本は経済の話ですが

自分の生活やビジネスを今一度深く考えさせられる内容が

盛りだくさんの内容でした。

 

おそらく皆さんも気になっている

日本経済の不思議についてわかりやすく、おもしろく

解説してくれていますので

一度読んでみることをお勧めします。

 

今回も抜粋しておもしろいところを紹介していきますね!

 

経済について私が感じたことも書いていきます。

様々意見があると思います。

 

こいつ何言ってんだ?って思う人もいるかもしれません。

 

あくまでこれは学んだことを自分でかみ砕いて

アウトプットしている場ですのでご理解いただけますと幸いです。

 

ではいきまっしょう!

 

 

➊なぜ消費税は上がり続けるのか?

現在までの消費税の変化は下記の通りです。

 

1989年4月 3%の消費税導入

1997年4月 5%に税率アップ

2014年4月 8%へ

2019年10月 10%へ

 

この引き上げは日本国の財政赤字が問題とされています。

 

日本人は優しいです。本当に。

 

今となれば平然と10%の消費税を当たり前のように払っています。

過去の3%だったころ、消費税がなかったころを忘れて。

 

慣れとは恐ろしいものです。

冷静に考えると10%えぐくないですか??

 

100万円の買い物したら10万円税金で上乗せですよ?

 

いや、まじで謎!

 

最大のポイントは

「消費税は、別名”付加価値税”とも呼ばれ

 所得税法人税のように稼ぐほど税率が上がる累進課税構造になっていない」

 

ということ。

 

要は「金持ちも低所得の人も一律ということ」です。

 

89年に3%の税率で初めて導入してから翌90年には

全体の税収が過去最高額になったものの

それ以降この税収額を超えることなく推移しているそうです。

 

え!!!!!!

なんでやねん!!

って思った方。

私も思いました。

 

おかしくないですか?

税率爆上げしてるやんって思いますよね。

 

これね、なんと

所得税法人税

これらを下げてるんですよ!!

 

累進課税構造である

所得税法人税を下げて

消費税を上げるということは

高所得者・大企業優遇策でしかないですよね??

 

おいおいおい。

 

私たち一般市民は知らない間にどんどん金をむしり取られている

気になります。

 

もちろん景気悪化で税収全体が押し下げられた背景もあると思いますが

上記の構図を考えると消費税率アップは愚策で国民の支持率をわざわざ下げに

行っているようにしか思えなくなってきます。

 

これをどうこう言っても変えられるものではないので

どうしようもできませんが、

改めて選挙に行く・政治を知る等の重要性を感じます。

 

勉強になります。

 

➋日本の政治の怠慢

国政についてです。

 

日本の国会議員は707人ですが、

なんと4人に1人は世襲議員だそうです。

 

世襲議員=議員本人と配偶者の3親等内に国会議員、地方議員などがいる議員

 

要は、「親族・身内に議員がいる人」です。

日本は世界でも圧倒的に世襲議員の数が多いようです。

 

これだけ聞くと、

コネか・・・とか、ちゃんと選ばれてんのか?とか

思っちゃいますよね。

 

でもそれはNONです。

 

世襲と言えどちゃんとふるいにかけられた立派な選良です。

 

これ私たちが選んでるんですよ実は。

日本人は世襲大好きなんですね~

 

理由は単純です。

 

よく知らない候補者より、著名議員と名前が同じとか

顔が似ているとか親近感を覚え世襲議員に票を投じるのでしょう。

 

その一方やはり

本当に有能な人が選ばれなくなると弊害も生まれるのは事実です。

 

読んで思ったのはやはり

世襲議員と他一般議員の圧倒的違いは”資金力”

 

知名度はもとより、資金力で圧倒的な広告が打てますし

幅広い選挙活動ができるからです。

 

国会議員になってからもやはり世襲議員

親の縁からの身贔屓もあり党内出世も早まるそう。。。

 

なんて不平等な。。

 

ちなみに国会議員の待遇はやばいらしいです。

 

国からの現金収入:年収は約5,000万円超え。

 

細かくは書きませんが他にも収入はあります。

 

そして現物支給として

・JRグリーン車乗り放題パス・そのほか私鉄も

・地元との航空券往復チケット(年4回支給)

・海外視察旅行代(個別支給)

・赤坂などの一等地の議員宿舎家賃激安(3LDK82㎡ 8万)

 

何じゃこりゃ。

 

いや、年収はまあしゃーないとして

この現物支給いりますかいな????笑

 

家賃8万で赤坂3LDKって。。。

 

これに金払ってせかせか働く私たち。笑

 

なんということでしょう。

 

まあこれを知れただけでも一つの成長と思います。

 

ポジティブに行きましょう(´;ω;`)ウゥゥ

 

❸マイホームは所有?それとも賃貸?

 

これ、先に著者の結論言います。

 

「賃貸」だそうです。

 

オーマイガー!

 

2年前にマイホーム購入したばかりで

耳が痛いんですけど。

 

やめてほんと。

 

従来のマイホームのメリットは

ローン完済後自分の家(資産)として残るということでした。

 

この人口減少時代、住宅が余ってくることが確実です。

これは間違いありません。

 

需要と供給のバランスで不動産価格が決まる仕組みは

今後も変わることはありません。

 

となるとどうでしょう?

 

需要がなくなるので物件価格は確実に下がります。

 

ということは購入物件は圧倒的に損失へと変わっていきます。

 

老後に住むところが欲しい

とはっきり目的がある人は買うべきですね。

 

それで

 

”安心”

 

というものが購入できます。

 

一方、”賃貸”は

家族構成や経済力に応じて住み替えが可能です。

 

自分のその時々の状況に応じて柔軟に生活を変更できます。

 

子供ができて生活スタイルが目まぐるしく変わっても問題なしです。

 

まあ、これに関しては

個人の考え方次第だと感じます。

 

ひとそれぞれ優先順位は違いますし、

お金をかけようと思うタイミングも資金力も違います。

 

ただ一つ言えることは

人口減少するのはもうすでに決まっていて地価はほとんどの地域で値下がりします。

 

これは確実です。

 

地価が変わらないのは大都心の中心部のごく一部です。

 

【新築マンション購入した時のシュミレーション】

 

3KDK75㎡ 4200万円

・頭金 500万円 ローン 3700万円

(元利均等 固定2% 35年)

・毎月返済額 12万5879円

 

↓35年後

 

頭金 500万円 + 5287万円(総返済額)

 

=総合計 5787万円

 

※35年後にマンション価格が半額だったら2100万円。

 

35年で失われた金額は

5787万円 - 2100万円 =3687万円

残るのは古いマンションのみ。

これに管理費と修繕積立費用が乗ります。

 

こう考えると、なんだか損しかしないような・・。

 

行ったり来たりして申し訳ないですが

購入で手に入れることのできる

思い出や幸せももちろんあります。

 

結論、自己判断です!

 

❹教育費のかけすぎは貧困老後への道

 

なんとも興味深いことが書いてありました。

 

人間のIQ(知能)については

 

8割が遺伝

 

で決まるそうです。。。

 

一生懸命勉強すれば高偏差値の一流大学に合格できると

信じられていますが学習に関わる遺伝が優秀でなければ

教育に要した「金・時間・労力」は無駄になるそうです。

 

残酷な書き方・・・笑

 

そして、子供の教育費に関しては下記の様です。

 

公立幼稚園(3年間):73万円(私立161万円)

公立小学校(6年間):183万円(私立985万円)

公立中学校(3年間):142万円(私立380万円)

公立高校(3年間):156万円(私立313万円)

公立大学(4年間):246万円(私立理系442万円)

合計:800万円(私立2212~2281万円)

※授業料・給食費・教材費・塾や習い事を含めた教育費合算の平均値

※高校や大学だけ私立だと1084~1153万円ほど

 

これちなみに全部自宅通学が前提です。

寮・アパートに入れば更に上乗せされます。

 

やばないですか?

 

子供にお金をかけるのは親の努めであると

私自身も思います。

 

学校の分野に関してかかる費用は必然的に

必要ですが塾・習い事はどうするか?

ここが大切だと感じます。

 

 

アメリカの論文で

今後10年~20年で全体の47%の仕事が

テクノロジーに取って変わられるとしました。

 

世界に衝撃を走らせたらしいです。

 

一流大学が通過点とされる

弁護士・会計士・医者などもAI判断が主流になると予想されています。

 

分析系・単純作業系・技術系は特にAIに持っていかれる可能性が

高いとされます。

 

さて、この時代に子供に何を学ばせたいですか???

 

遺伝で8割が決まるのに高いお金払って、

なんとしてでも一流大学に行かせて

将来AIが担うであろう職業に向かわせますか?

 

ちょっと極端すぎましたね笑

 

私はこの考え方には反対です。

 

子供自身が楽しいと思うこと自ら選択させて

いろいろ経験させることに意味があると感じます。

 

一個のことをやり続けなさい!

とか

すぐあきらめるな!

 

みたいな精神力を鍛えることが〇とされてきた平成までの

考え方はやめようと思いました。

 

あくまで個人的な意見です。

 

みなさんそれぞれの考え方を聞きたいな~と純粋に感じます。

 

この分野は良い議論ができそう。

 

おわりに

 

 

私たちはすべて

「経済」の枠組の中にいることがわかると思います。

 

でも普段の生活の中で意識することはほとんどありませんよね?

 

日常生活と密接な関係にある「経済」について知ることは

メリットしかありません。

 

デメリットは何一つないです。

 

 いやーこの本は

「自分で考える力」を養うことができる本でした。

 

過去のブログでも書きましたが

幸せは各々違います。

 

すべてが正解ではないけれど

自分の幸せの軸を決めるヒントになる本ですね。

 

幸せの軸が決まっている人は

この本で微調整できると思います。

 

まだまだ経済については初心者で知らないことが

多すぎますがこの本で更に知りたいと思えました。

 

それがこの本を読んで得た最大の成果です。

 

オススメです!

 

是非読んでみてください!

 

ではまた!